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農林水産省九州農政局は熊本県産山村に建設した大蘇ダムで大量の漏水が続いている問題について、水が想定以上に地中へ浸透しているとする調査結果をまとめた。漏水対策を実施していない上流部の他、法面に吹き付けたコンクリートの目地などから水が漏れている。2025 ...
長崎県佐世保市の西九州自動車道の高架橋拡幅工事で使う全長30mの橋桁が運搬中に多軸台車から転落した事故について、発注者の西日本高速道路(NEXCO西日本)は2025年2月21日、原因と再発防止策を発表した。道路の勾配が変化する箇所を台車が通過する際、 ...
京都府福知山市の府道談夜久野線「ゆずりトンネル」の内壁に空洞が見つかった問題で、壁厚不足の箇所が16カ所に上ることが分かった。そのうち10カ所でコンクリートの充填不良と見られる大きな空洞が見つかった。厚さが設計の7分の1程度しかない箇所もあった。府が2025年3月3日に明らかにした。
国土交通省の発注工事で入札回避を目的とした不適切な契約変更を防ぐため、2025年度から一定の条件を満たす案件で第三者がチェックする仕組みを導入する。東日本大震災の復興工事などで発注を急ぐため、入札を経ずに済むよう進行中の工事の契約を変更して追加工事扱いとしていたことが問題視されていた。同省が25年2月28日に発表した。
国土交通省は道路橋の設計に関して性能規定化の充実や2024年1月の能登半島地震を踏まえた対応などを盛り込んだ技術基準(道路橋示方書)の改定案をまとめた。25年夏に改定、同年度後半から実際の設計への適用を予定している。25年3月21日に開いた社会資本整 ...
2024年の売上高を専門分野別に見ると、増収だった企業が目立つ。次期見通しも全23分野のうち「鉄道」「森林土木」を除く21分野で増収の見通しが強い。中でも、「河川」「下水道」「鋼・コンクリート」などの分野が好調だ。
栃木県足利市の渡良瀬川に架かる中橋の架け替え事業で、1936年に建設した「3連アーチ」の上部構造を下流側へ約10m移動した。750tクレーン2台の相吊りで移設し、趣あるアーチをそのまま人道橋に再利用する。
日経クロステックが全国の主要な建設コンサルタント会社に実施した調査で、増収と増益の会社が共に6割超に上ると分かった。この機を捉え、各社は海外も含めた事業拡大を見込み、人材採用の強化に力を入れる。
2025年1月に米国で第2次トランプ政権が発足して米中対立がさらに激化。諸外国に対する関税の引き上げが始まった。ロシアのウクライナ侵略を巡る停戦協議の行方には不透明感がある。必要な国益を守るために経済面での安全を確保する「経済安全保障」の政策重要度が ...
優れたコンクリートを造るための虎の巻として、日経コンストラクションが「コンクリート名人養成講座」を掲載した2000年から四半世紀がたつ。コンクリートを巡る状況は当時と比べて大きく変わった。生産性や品質の向上が叫ばれ、人手不足でコンクリート技術者の育成 ...
建設産業では多くの人が協業する。現場でもオフィスでも適切なコミュニケーションが不可欠だ。連載では、現場を回すコミュニケーション術をアナウンサーであるトークナビの樋田かおり代表に伝授してもらう。
日経クロステックが全国の主要な建設コンサルタント会社を対象に実施した調査によると、回答した217社のうち過半がここ5年間、新事業への参入や新市場の開拓に取り組んでいた。 特に建設コンサルタント部門の売上高が50億円以上の会社では、約8割が「取り組んでいる」と回答した( 資料1 )。具体的な内容を記入する自由回答では、環境リスクの評価や再生可能エネルギーなど環境・エネルギー関連の事業が目立った。